早食い

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早食いは太りやすいというのは本当ですか?

1数人で食事をした時、自分だけさっさと食べ終わって何となくやることがなくて困った事はありませんか。

 

また、周りの人の食べ方を見ていると、痩せ気味の方はゆっくり食事をしていませんか。

 

早食いは太るもとと言われていますが、どうやらこれは本当のようです。

 

早食いで困ることは、太るだけではなく、自分だけさっさと食べ終わるとガツガツしているような印象を与えて、品格が落ちてしまう可能性があります。

 

早食いはダイエットのためだけでなく、健康の面においても改善したい癖ですね。

 

今回は、早食いの改善法について考えてみましょう。

もくじ

1 早食いをすると太る原因
2 ゆっくり食べる練習をしましょう

早食いをすると太る原因

満腹中枢が追いつかない

私たちが食事をすると、血糖値が上がります。

 

血糖値は、食べ始めてすぐに上昇し始めるのではなく、15分くらい遅れて上昇を始めます。

 

血糖値が上昇すると満腹中枢が刺激を受け、「お腹がいっぱいになりました」という信号を出します。

 

早食いをすると、満腹中枢が刺激を受ける前に、食事が終わってしまいます。

 

すると、物足りなさを感じて、ご飯をもう一杯食べたくなってしまいます。さらにもの足りないと、デザートにまで手が伸びます。

 

そして、ようやく満腹中枢が刺激を受けるころになると、今度はお腹がいっぱいになりすぎて、動けなくなってしまいます。

 

これでは完全な食べ過ぎになります。

 

ゆっくり食べることによって、腹八分目の状態で満腹中枢が刺激を受けるため、食べ過ぎを防ぐことができます。

インスリンが悪さをする

食事をして血糖値が上がると、膵臓(すいぞう)からインスリンが大軍でやってきます。

 

体の中に四段のタンスがあるとしましょう。

 

インスリン達は、血管の中の糖分を、アリのようにせっせと運んで、四段のタンスにたいせつにしまい込みます。

 

タンスの引き出しには、一段目に筋肉、二段目に肝臓と書いてあります。

 

一段目の筋肉の引き出しの中身は、一度入れると出すことができません。

 

二段目の肝臓の引き出しは魔法の引き出しで、糖分をしまうとグリコーゲンに変わります。

 

運動をしたりおなかが空いて血液中の糖分がなくなると、二段目の引き出しを何度も開けたり閉めたりしながら、その中にしまわれたグリコーゲンを引っ張り出してきて使います。

 

一段目と二段目の引き出しがいっぱいになると、インスリンたちは、余った糖分を三段目から下の引き出しにしまいこみます。

 

三段目の引き出しの中身は、二段目が空になったときに使われます。

 

三段目と四段目の引き出しには、脂肪細胞という文字が書かれています。

 

三段目の引き出しがいっぱいになると、四段目にしまわれることになります。

 

四段目の引き出しはとても大切にされているので、滅多なことでは開きません。

 

それでも血管の中の糖分が増え続けると、体は新しいタンスを用意して、インスリンたちは新しいタンスの引き出しに、せっせと糖分を運び続けます。

 

この三段目、四段目と新しいタンスに大切にしまわれた物が脂肪です。

 

インスリンが頑張ると、タンスの三段目以下がいっぱいになっていきます。

 

つまり、早食いで血糖値が急に上昇すると、すい臓からのインスリンがたくさん分泌されて、脂肪として蓄えられやすくなるのです。

ゆっくり食べる練習をしましょう

早食いを治してゆっくり食べることができるようになると、ダイエットに効果的なだけでなく、健康面でも消化が行いやすくなるなどの良いことがあるので、ゆっくり食べる練習をしてみましょう。

ながら食べをしない

テレビを観ながら食べると、ついテレビに夢中になって、いつ食べ終わったかがわからなくなります。

 

しばらくの間は、食べるということに集中をして、「私は今、ゆっくりご飯を食べているんだ」と言い聞かせながら、ひと口ひと口をゆっくり口に運びましょう。

そのつどお箸を置く

一度口に物を運んだら、お茶碗やお箸を置きましょう。
お箸を置くことによって、立て続けにお箸を口に運ぶことがなくなり、物を噛むことに集中することができます。

時計を置く

ゆっくり食べる練習中は、食べた気がしないかもしれませんが、ここは少し我慢をして、食事中は必ず時計を置いて、時計とにらめっこをしながら食べ進めることにしましょう。

 

1回の食事を20分かけて食べることができるようになると合格です。

 

ひと口の噛む回数を増やすと良いのですが、1回につき30回噛むとよいと言っても、気持ち悪くてできない方が多いと思います。

 

長く噛むことができないようであれば、次のおかずに移る前にお箸を置いて、少しの時間待ちましょう。

 

練習をすれば、20分ですべてを食べ終わるという時間配分がわかってきます。

先に少し食べておく

お腹がすいていると、ついうっかり大急ぎで食べたくなるものです。

 

ゆっくり食べ練習の初めの頃は、まず半分の量を普通のスピードで食べましょう。

 

そして、お腹を半分満たしたら、残りの半分を10分から15分かけてゆっくり食べましょう。

 

ゆっくり食べるという感覚が身についたら、早く食べる量を4分の1くらいに減らしましょう。

 

早く食べる量を徐々に減らしていく方法は、ストレスをためることなくゆっくり食べる練習ができます。

メニューを工夫する

どうしても早く食べてしまうのならば、早く食べられない献立を用意すればよいかもしれませんね。

 

根菜や肉類などは、ひと口でようやく口に入るくらいに、大きめにカットしましょう。

 

レタスやキャベツなどは、食べやすい大きさにカットしないで、1枚をそのまま食べられるようにしましょう。

 

ブロッコリーは、硬めにゆでるとかなり噛みごたえがあります。

早食い防止フォーク

なんと、早食いを治すフォークが販売されているようです。

 

この早食い防止フォークを使って食べると、食事のペースが速い時に怒られるようです。

 

フォークに怒られながら食事をするのも、楽しいかもしれませんね。

 

 

太宰治の「斜陽」の一節に、

 

「お母さまは、何事も無かったように、またひらりと一さじ、スウプをお口に流し込み、すましてお顔を横に向け、お勝手の窓の、満開の山桜に視線を送り、そうしてお顔を横に向けたまま、またひらりと一さじ、スウプを小さなお唇のあいだに滑り込ませた。ヒラリ、という形容は、お母さまの場合、決して誇張では無い。」
とあります。

 

昔の話なのですが、スウプをひらりと召し上がるお母様は、とてもお上品に感じられますね。

 

食事は、本能の「食欲」を満たす行為なので、品格が現われやすくなってしまいます。

 

早食いの習慣を直して、ゆっくり優雅に食事をするだけで、一緒に食事をする方にとても上品な印象を与えることができます。

 

早食いの方は、ダイエットの面においても、品格の面においても、健康面においても、できるだけ早めにゆっくり食べる習慣を身につけることができると良いですね。