下半身が太っていてなかなか脂肪が取れない、などとダイエットで悩んでいる方の多くは、「洋ナシ型」の肥満タイプです。

 

「洋なし型」は、一度太ると痩せにくいという特徴があります。

 

今回は、洋ナシ型肥満を改善するためのダイエット方法を考えていきましょう。

もくじ

 

1 洋ナシ型の肥満の原因
2 洋ナシ型の肥満のエクササイズ

洋ナシ型の肥満の原因

日本人だから!

日本人は洋ナシ体型になりやすい人種です。

 

外人の肥満タイプは、上半身がまるまると太っているりんご型が多く見られます。

 

日本人だからという理由で、洋ナシ型の肥満になるのも悲しいものですね。

女性だから

洋ナシ型の肥満は女性の方が多く、皮下脂肪が多くついた状態のことをいいます。

 

そして皮下脂肪は、女性ホルモンによって作られやすいという特徴があります。

 

女性は男性に比べると筋肉がかなり少ないので、体のあちこちに脂肪がつきやすくなります。

 

特に下半身周りは、妊娠に備えて空けておかなければなりません。

 

その空いたスペースに脂肪が入り込み、筋肉量が少ない二の腕や太ももやお尻にも脂肪がつきやすくなってしまいます。

骨盤が歪んでいる

私たちは、毎日の生活習慣によって体になにかしらの癖がついています。

 

たとえば、座った時に足を組む場合、必ず同じ足が上に来たり、同じ肩にばかり荷物をかけたりと、同じことばかりしがちなので、体の左右のバランスが崩れて骨盤が歪んでしまいます。

 

骨盤は体の中心にあるので、重心がまっすぐ下にかかっていれば、前後左右にゆがむことはありません。

 

ただし、少しでも骨盤が歪むと、その部分に体の重みがかかってきます。

 

すると、骨盤の周りの血管やリンパ管が押されることによって、血液やリンパ液の流れが悪くなってしまいます。

 

水分や老廃物は、血液やリンパ液に乗って体の外に排出されます。

 

従って、この流れが滞ると、老廃物や水分はその場にたまってしまいます。

 

たまった水分は、むくみとなり、老廃物はその場にある脂肪細胞のすき間に入り込んでコラーゲンと絡まりあって、老廃物、脂肪細胞、コラーゲンの3つがガチガチに凝り固まってセルライトになってしまいます。

下半身に筋肉がない

運動不足によって筋力が衰えると、むくみが発生します。

 

血液やリンパ液は全身を駆け巡りますが、下半身に行くと重力の影響で上半身に戻ることが難しくなります。

 

このとき、筋肉がポンプの代わりになり、下半身でたまりがちな血液やリンパ液を上半身に押し戻します。

 

下半身の筋肉が衰えると、筋肉のポンプの働きが弱くなります。

 

すると、体の中の水分や老廃物が血液やリンパ管に戻れなくなってしまいその場にたまってむくみとなります。

冷え症

体が太る原因は、血液やリンパの流れが悪いことに影響されやすいのですが、冷え性になる原理は、やはり血液の流れが悪くなることにあります。

 

体が冷えるという現象は、毛細血管にまで十分血液が行き届かないために起きます。

 

そして、冷えることが老廃物がたまる原因となってしまいます。

 

手足の冷えはすぐにわかりますが、お尻も冷えやすい場所なので注意が必要です。

 

デスクワーク中心の方は、あまり動くことなく座り続けているために、血行が悪くなって冷え性になってしまいます。

洋ナシ型の肥満のエクササイズ

洋ナシ型は皮下脂肪がつきやすいので、食べないダイエットをしても、なかなか体重は落ちていきません。

 

洋ナシ体型の肥満の原因に見るように、骨盤の歪みと血液やリンパの流れが悪いことが太る原因なので、骨盤の位置と体液の流れを正常にすることによって、皮下脂肪を少しずつ落としていくことにしましょう。

有酸素運動

筋肉ポンプに活躍してもらうためには、筋肉をつけなければなりません。

 

有酸素運動は、運動中に酸素を取り込んで脂肪を燃焼しながらエネルギーを作るトレーニング方法なので、脂肪を落としながら筋力をつけることができます。

 

また、有酸素運動によって普段よりも多くの酸素を体に取り込むことができるので、血液の流れがよくなり、むくみや冷えが改善されていきます。

 

代表的な有酸素運動には、ウォーキングやジョギングやランニングがあります。

 

わざわざ走らなくても、会社の行き帰りにいつもよりも余計に歩くだけで、有酸素運動になります。

 

また、駅では上りにエスカレーターを使っても、下りる時には階段を使うことで、股関節が動いて良い運動になります。

骨盤の歪みの矯正

骨盤は歪んでいる方が多く、歪みによって筋肉のバランスが崩れてどこか1箇所にだけに力が加わり、その影響が全身に伝わって、猫背やO脚などの原因になります。

 

また、お腹の筋力が低下しているため、下半身がぽっこりとしてしまいます。

 

これは、筋肉で内臓を所定の位置にキープしておくことができない事が原因です。

 

骨盤の歪みを矯正するには、体の深部にあるインナーマッスルを鍛える必要があります。

 

インナーマッスルは普通の筋トレでは鍛えにくいのですが、簡単なトレーニングを毎日5分程度行なうだけで、2か月後には体幹がしっかりとしてきます。

プランク

1 床にうつ伏せになります。

 

2 肘をついて腰を持ち上げます。

 

3 両肘と両足の先の4点で体を支えます。体を一直線になるように保ったまま20秒キープしましょう。

 

初めは少しハードですが、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。

ヒップリフト

1 今度は仰向けに寝転がります。

 

2 膝を曲げて、腰を持ち上げます。

 

 

3 体を一直線にしたまま30秒キープしましょう。

下半身に筋肉をつける

下半身に筋肉をつけるには、スクワットが最適なトレーニング方法です。

 

一般的なスクワットの方法で良いのですが、腰をかがめて行く時に、お尻を後ろに突き出すようにしてしゃがんで行きましょう。

 

5回くらいから初めて、少しずつ回数を増やしていきましょう。

●脚のマッサージ

お風呂から上がったら、優しく脚をマッサージして、むくみを取りましょう。

 

リンパ管は皮膚のすぐ下を走っているので、あまり強い力でマッサージをすると、かえって緊張してしまいます。

 

お好みのオイルやクリームを使って、やさしく下から上へさすりあげましょう。

1 まずは、膝から太ももに向かって下から上にさすりあげます。

 

2 次は、足首から膝に向かってさすりあげます。

 

3 足首を手で持って、グルグルと手を回してマッサージします。

 

4 足先を少し揉みほぐして、そこから足首に向かってさすりあげます。

 

5 最後につま先から太ももまでを、一気にさすりあげましょう。

皮下脂肪はなかなか取れにくいため、効果が現れるのに数か月はかかりますが、毎日トレーニングとマッサージを繰り返すことによって、下半身太りは解消することができます。

 

どの方法もハードではないので、お風呂上りに頑張って続けてみましょう。