毎日の習慣が太る原因に?モナリザ症候群を知ってダイエットに再チャレンジ!

女性ストレス

 

原因はわからないけれど、イライラしたり不眠が続いたり、朝起きるのがつらいと感じるとき、40代前半までの女性は自律神経が乱れていると言われ、40代後半以降の女性は更年期障害で自律神経が乱れるのだと言われることが多いと思います。

 

自律神経の乱れや更年期障害は、女性にとってはそれほど珍しい症状ではないので、大したことはないと思いがちですが、まさか自律神経が乱れることと、ダイエットが大きく関係をしているとは思いもつきませんね。

 

今回は、この自律神経の乱れによる、モナリザ症候群についてのお話しになります。

 

自律神経が乱れることが原因で太ることを知ると、今まで何をやってもなかなかダイエットが成功しなかった方は、なるほどと思い当たることもあるでしょう。

もくじ

 

1 自律神経とは
2 自律神経の乱れをチェック
3 モナリザ症候群
4 モナリザ症候群の原因
5 モナリザ症候群の改善策
6 まとめ

自律神経とは

医師女性に説明

 

私たちは、ストレスや環境変化に応じて、意識的に体を動かしたり、無意識のうちに呼吸や血圧を変化させ、その時の状態に適用させるという生命活動を行なっています。

 

その中で、どのような状態においても無意識のうちに、また反射的に体を適応させる機能を自律神経と呼んでいます。

 

無意識のうちの適用なので、自律神経は脳の命令を受けずに生命活動をコントロールします。

 

自律神経によって無意識のうちに調整される身体機能には、次のようなものがあります。

食べ物の消化や吸収
暑い時には汗をかく
血液を体内に循環させる
眠っている時でも呼吸をする
寒いと鳥肌が立つ

これを見ると、自律神経が働くことによって、私たちは生命を維持できていると言っても過言ではないでしょう。

 

自律神経は、主に日中活動しているときに働く交感神経と、夜間のリラックスしているときに働く副交感神経に分れています。

交感神経

交感神経は、主に昼間の明るい時間に活躍する神経です。

 

神経伝達物質のアドレナリンやノルアドレナリンが作用することによって、体が興奮状態になると言われています。

 

交感神経が働くと、心拍数が多くなり、瞳孔(黒目)が大きくなり、血圧が上がり、肝臓ではグリコーゲンの分解が盛んになり、消化活動がゆるやかになります。

副交感神経

副交感神経は、主に夜間のリラックスタイムに活躍する神経です。

 

副交感神経が働いている間は、心拍数が少なくなり、黒目が小さくなり、血圧が下がります。

 

また肝臓ではグリコーゲンが合成されて、消化活動は活発になります。

 

交感神経が優位になると、鼓動が速くなり、血圧が上がって、肝臓ではグリコーゲンの分解が盛んになりますが、これはまさに基礎代謝量が上がっている状態になります。

 

つまり、交感神経が優位になっている時には、無理に運動をしなくても自然に基礎代謝が上がる状態になっているのです。

 

一方、副交感神経が優位になると、鼓動が少なくなり、血圧が下がって、体が省エネモードになり、エネルギーの消費が減ります。

 

また、肝臓ではグリコーゲンが合成されて消化活動は活発になるため、お腹がすきます。

 

私たちの一日の生活の中では、この交感神経と副交感神経が24時間上手に切り変わりながら、活動やリラックスを続けています。

自律神経の乱れをチェック

何となく体の不調が続き、悪い病気を持っているのではないかと心配して、病院であれこれ検査をしてもどこも悪いことがなかったと言う時には、自律神経が乱れていると診断されます。

 

私は軽い自律神経の乱れではなく、自律神経失調症に近いのかもしれないと心配する方のために、黒目の大きさを見るセルフチェック方法があります。

 

黒目(瞳孔)は、明るいところへ行くと小さくなり、暗いところに行くと大きくなります。

 

この黒目の大きさを調べることによって自律神経の乱れがわかるので、懐中電灯やペンライトを目に当てて、誰かに黒目の大きさを見てもらいましょう。

 

正常時はペンライトを目に当てると黒目がいっきに小さくなり、離すとゆっくり元の大きさに戻ります。

 

ところが、自律神経が乱れていると、ペンライトを目に当てると、黒目が小さくなろうとしますが、光を当てているのにも関わらず、今度は大きくなっていきます。

 

このように、光と黒目の動きがバラバラになってしまう時には、自律神経がかなり乱れているといっていいでしょう。

モナリザ症候群

体重計

 

筋トレや食事制限をきちんと行なっているのに、ちっとも痩せない。それどころかお水を飲んでも太ってしまう!

 

この症状は、もしかするとモナリザ症候群かもしれません。

 

モナリザ症候群とは、あの有名な絵とは全く関係ありません。

 

モナリザ症候群は、1990年の国際肥満学会で、アメリカの教授により発表された学説で、モナリザとは、Most obesity known are low in sympathetic activity.(ほとんどの肥満者は、交感神経の働きが低下している)の頭文字「MONALISA」が由来となっています。

 

モナリザ症候群の学説は、交感神経の働きが低下すると太りやすい体質になるというものです。

 

アメリカにおける肥満者のデータによると、エネルギー摂取が多すぎたための肥満者は全体の3割で、残りの7割は、エネルギー摂取量が平均以下にもかかわらず、肥満になってしまったという結果が出ています。

 

つまり、ほとんどの肥満の方は、あまり食べていないにもかかわらず太っているということになります。

モナリザ症候群の原因

モナリザ症候群の原因は、生活習慣の乱れとストレスによります。

生活習慣の乱れ

普通の生活をしていると、交感神経は昼間優位になります。

 

一日中体を動かして働くため、脈拍は多くなり、血圧は上がります。

 

ところが、一日中デスクワークを続けていると、体を動かすことがありません。

 

それどころか、お昼を過ぎた頃になると眠くなり、仕事に集中することができなくなります。

 

これは、副交感神経が優位になっている状態です。

 

眠くなるのは仕事中だけではなく、電車に乗って座ると、途端に眠くなる方もいます。
これでは、交感神経が優位になる暇がありません。

ストレス

あれ?ストレスを感じているときは交感神経が優位なのではありませんか?

 

そうです。通常、ストレスを感じるときは交感神経が働いています。

 

しかし、体を動かさないリラックス状態(しかも、睡魔に襲われている)では、副交感神経が働いてしまいます。

 

このとき突然ストレスを感じると、交感神経との切り替えができなくなってしまいます。
そうなると、自律神経が乱れてしまいます。

 

毎日の生活で、ストレスはほとんど体を動かさない状態のときに感じるので、自律神経が正常に機能することができなくなります。

モナリザ症候群の改善策

モナリザ症候群によって、副交感神経が優位になり、エネルギー消費モードよりも貯蓄モードの方が多くなることで、肥満につながるわけですが、モナリザ症候群の改善、つまり自律神経をきちんと整えるには、昼間は昼間の行動、夜は夜の行動をすれば良いだけのことなのです。

 

それでは、一日を午前と午後と夜に分けて、モナリザ症候群の改善方法を考えていきましょう。

午前中

朝起きた時点で、副交感神経から交感神経にスイッチを上手に切り替えなければなりません。

 

朝、なかなか起きることができずに、布団の中でもぞもぞしているときは、この切り替えが上手にできていないことになります。

 

ここの切り替えさえ上手にできれば、体温が上昇して、基礎代謝が上がり、自然に脂肪が燃えやすい体質になることができます。

 

自律神経による体のコントロール(消化や血液の循環)は、自分の意思でコントロールすることができませんが、唯一呼吸は、自分の意思で行なうことができます

 

猫背の方は前かがみになり、胸の開きが小さくなりがちですが、朝は大きく胸を開いて、たくさんの空気を吸いましょう。

 

それによって交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりやすくなります。

 

また、必要以上に体を動かし、朝食をきちんと食べて、できるだけ体を動かしながら出勤しましょう。

午後

昼食も終わり午後の仕事が始まると、途端に睡魔に襲われます。

 

これは副交感神経にスイッチが入りそうになる時です。

 

このような時は、ぼんやりと過ごすのではなく、用事がなくても階段の昇り降りをしたり、深呼吸や、猫のような大きな伸びをして、スイッチが切り替わらないように努力をしましょう。

 

副交感神経にスイッチが入ってしまったら、肥満モードに入ってしまうことを意識しながら、思いつく限りの活動的な行動をしましょう。

現代の生活で、夜、副交感神経にスイッチを入れるのは、なかなか難しいと言わざるを得ません。

 

昼間はぼーっとしていても、夜になると活動的になる方もいます。

 

家に帰ればテレビやスマホにかじりつき、なかなかリラックスタイムは訪れません。

 

できれば、夜家にいる間は照明をできるだけ落とし、テレビやパソコンは見ない生活を送るようにしたいものです。

 

見たいものがないときは、テレビやスマホを切る習慣にするだけでも副交感神経が働き、翌朝起きた時に交感神経のスイッチに切り替わりやすくなります。

 

モナリザ症候群は、日本人の7割の方が抱えている症状だといわれています。

 

つまり、ほとんどの方が、食事や運動不足だけではなく、自律神経の乱れによって肥満体型になっていることになります。

 

夜テレビやスマホを見なければ、することがなく暇になってしまうという方が多いと思います。

 

そのような方は、寝る前にテレビを消してお風呂に入り、上がったらストレッチを行なうと、全部で1時間くらいかかるので、その間に上手に副交感神経にシフトをしましょう。

 

そして朝起きたら、仕事を分けて行なうことによって、できるだけ一日中あちこち行ったり来たりできるように工夫をしましょう。

まとめ

自律神経の調節が上手にできるようになると、食事制限や運動によるダイエットの効果が一層期待できるようになりますね。

 

ダイエットをしていないときでも、朝は早く起きて体を動かし、夜は早めに寝る習慣にすると、体は常に痩せ体質になるので、たまの暴飲暴食ぐらいでは太ることはなくなるでしょうね。