ゾーンダイエット

もくじ

1 今までやってきたダイエット
2 ゾーンダイエットとは
3 ゾーンダイエットの特徴
4 ゾーンダイエットのやり方
5 ゾーンダイエットの難点とおよその目安

今までやってきたダイエット

体重計に乗ったり、丸くなった顔を見て、そろそろダイエットを始めなくちゃと決心をすると、まずとりあえず食べるものを減らしていきますね。

 

今まで運動をしたことがない方がダイエットの決心をしても、翌日からいきなり筋トレを始めたりジョギングを始めることはないでしょう。

 

私たちは、食べなければ痩せていくということをよく知っています。

 

確かに、ちょっと太ったのは食べ過ぎですから、食べる量を減らせば体重は元に戻るはずです。

 

体重が元に戻れば、体型が変わらないにしても、多少顔がほっそりしてくれば安心してしまいます。

 

ダイエットによる体重減少で、減っていくものは水と筋肉と脂肪です。

 

お水は、飲まなければ体内からは自然に減っていきます。

 

ところが、脂肪は何が何でも体から離れることを嫌がります。

 

だって、飢え死にしそうになったときに困るじゃない!

 

これが脂肪の言い分です。

 

私たちの体内では、気がつかないところで生命維持のためにさまざまな活動が行なわれています。

 

インフルエンザやもっと命に影響のあるウイルスが侵入してくれば、必死に戦います。

 

栄養がなくなって活動できるエネルギーが少なくなれば、何とか生きようと、身を削ってエネルギーに変えていきます。

 

このとき、削られてエネルギーとなるものが筋肉なのです。

 

ダイエットのために食べる量を減らすと摂取カロリーが減って、体の中では足りないカロリー分を、筋肉を分解することによって補充します。これを糖新生と呼びます。

 

仮に、食べる物を減らすことによって、ダイエットが成功してきれいになったつもりでいても、体の中では支えとなる筋肉がボロボロになり、栄養バランスも崩れていると考えてよいでしょう。

ゾーンダイエットとは

ゾーンダイエットは、カロリー制限や運動によるダイエットとは全く異なります。

 

ゾーンダイエットとは、食事の栄養バランスによってダイエットを行なうので、毎日きちんと筋トレを行なって自己管理ができている方にとっては、必要のないダイエット法かもしれません。

 

ゾーンダイエットの理論は、肥満は体内環境(ホルモンバランス)の変化によって起こるものであるとしています。

 

従って、食事方法でホルモンバランスを整えることで体質を改善して、健康的に痩せていくことを目的としています。

 

ゾーンダイエットによると、偏った食生活を続けることによって、摂取する脂肪が全身の内臓に毒性を及ぼすとしています。

 

内臓が毒性によって弱ってくると、肥満につながり、やがてはメタボリックシンドロームや糖尿病などにかかりやすくなります。

 

ゾーンダイエットによって内臓の状態を良くすると、体全体が健康的になり、それがダイエットにつながっていきます。

 

つまり、正しい食生活を送ることで体がホルモンバランスの取れた状態になり、その結果、体脂肪が燃焼しやすく太りにくい体質になることができます。

ゾーンダイエットの特徴

空腹感を抑える

ダイエットでは、空腹に耐えられるかどうかが大きな鍵となります。

 

ダイエットで失敗する時は、必ずといっていいほど空腹との戦いに嫌気がさし、ドカ食いをすることが引き金となります。

 

ゾーンダイエットでは、この空腹感を抑制することができます。

 

ホルモンバランスは、空腹感と関係する脳シグナルと密接な関係があります。

 

そこで、ホルモンバランスを整えることにより、空腹感を感じにくくなりストレスも軽減され、簡単にダイエットを行なうことができるようになるのです。

体形を崩さない

普通のダイエットではかなりの食事制限を行なうため、体重と共に筋肉が落ちてしまいます。

 

筋肉が落ちてしまうと、体を支えられなくなるために姿勢が崩れて、血液の流れも悪くなるためにむくみが発生しやすくなるので、さらに太ったように感じてしまいます。

 

ゾーンダイエットでは、筋肉はそのままで脂肪だけを燃焼しやすい体質に変化させるため、体型が変わらず美しく痩せられると、女優やモデルさんに支持されています。

健康体になる

偏った食生活によって全身の内臓に毒性を及ぼしますが、ゾーンダイエットは、この毒性を抑える働きがあります。

 

従って、太りにくくなるだけではなく、血糖値が安定したり抵抗力が上がり、ゾーンダイエットを一生続けることによって、病気知らずの体になることができます。

ゾーンダイエットのやり方

ゾーンダイエットのルールに従っていると、運動をすることなくダイエットが成功するといわれていますが、日本では4:3:3ダイエットと呼ばれることもあるようです。

 

ゾーンダイエットでは、栄養のバランスを調整します。

 

炭水化物を摂り過ぎると肥満の原因につながるため、たんぱく質の割合を増やします。

本来の理想的な栄養バランスは、炭水化物:たんぱく:脂質=6:1.5:2.5(炭水化物60%、たんぱく15%、脂質25%)ですが、ゾーンダイエットでは4:3:3(炭水化物40%、たんぱく30%、脂質30%)の割合になります。

このバランスのとき、ホルモンバランスを最適な状態に保つとされています。

 

食事のバランスを決めると共に、食事の摂り方も変えていきましょう。

 

食事は、一度にたくさん食べることをしないで、1日の食事の回数を5回にして、5時間ごとに食べることができると最高です。

 

つまり、朝食、昼食、おやつ、夕食、夜食と食事を5回に分けましょう。

 

このように5時間ごとに食事を摂ると、空腹の時間がなくなり、血糖値を安定させることができます

 

お腹がすいた状態で食事を摂ると、血糖値が急に上がり、インスリンが過剰に分泌をされてしまいます。

 

インスリンの分泌を抑えるために、できるだけ空腹ではない状態で食事を食べましょう。

ゾーンダイエットの難点とおよその目安

炭水化物:たんぱく:脂質=4:3:3なので、基本になるたんぱく質の量を計算で求めなければなりません。

 

必要なたんぱく質の量は、

 

「除脂肪体重×活動レベル指数」

 

で求めることができますが、食事の支度をするたびにいちいちたんぱく質の量を考えるとなると、学校給食の栄養士さんのようになってしまいます。

 

また、1日の食事を5回に分け、5時間ごとに食べるというのもなかなか大変です。

 

そこで、毎日の食事の炭水化物の量を少し減らしてみましょう。

 

4:3:3の割合では、ご飯を半分にすると減らしすぎになるので、お茶碗やお弁当のご飯を4分の1減らしてみてはどうでしょうか。

 

その他、パンやめん類やパスタも、4分の1残せばちょうどよい割合になると思います。

 

そして、炭水化物の量を減らす代わりに、たんぱく質と良質の脂質を増やしましょう。

 

たんぱく質は、鶏肉(皮を取る)、大豆、魚などが良いようです。

 

また、脂質はできるだけ動物性脂肪である飽和脂肪酸を避けて、不飽和脂肪酸のうちの一価不飽和脂肪酸を摂るようにしましょう。

 

一価不飽和脂肪酸は、オリーブオイルのように常温で液体なので体の中で固まることがなく、脂肪として貯蔵されにくく、悪玉コレステロールを減らす作用があります。

 

一価不飽和脂肪酸の中でも、コーン油や大豆油などの植物性油よりも、青魚や鮭などに含まれているα-リノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA )、ドコサヘキサエン酸(DHA A )などやナッツ類がお勧めです。

 

 

ゾーンダイエットは、真面目に考えると栄養素の割合がわかりにくく、毎日続けることが難しくなりますが、普段よりも炭水化物を少なくして、良質のたんぱく質と脂質を多めに取ることを頭に入れて置くと良いでしょう。

 

またゾーンダイエットによると、ホルモンを正常にしておくことも大切なようなので、昼夜の逆転するような生活を直して、自律神経を整えるような生活習慣に改善していくことによって、痩せやすい体質にしていきましょう。