フラフープや腰回しは骨盤矯正に効果がある、ということで話題になっています。
フラフープならば、運動嫌いな方でもダイエットトレーニングとして気軽に取り入れることができますね。
子どもの頃、誰でも一度はフラフープの経験があると思います。
子どもは2、3回やれば上手に回し続けることができますが、おそらく大人の私たちが久しぶりにフラフープを使っても、2、3度回りながら落ちてしまうと思います。
もくじ
1フラフープの効果
2フラフープの選び方
3フラフープの回し方
フラフープの効果
フラフープには、どのようなダイエット効果があるのでしょうか。
有酸素運動
なんと、フラフープは有酸素運動になります。
有酸素運動というと、ジョギングやウォーキングや水泳が思い浮かびますが、フラフープも、酸素を取り込みながら脂肪を燃焼する効果は、十分期待することができます。
しかも、フラフープを10分を行なうと、ジョギング15分分のカロリーを消費することができるので、室内で行なうトレーニングとしては、とても優秀な運動だといえるでしょう。
これまでは、有酸素運動を20分以上続けなければ、脂肪燃焼の効果があらわれないと言われてきました。
最近では、連続して20分以上の有酸素運動を行わなくても、細切れのトレーニングで1日合計20分以上になれば、有酸素運動の効果が現れるそうです。
従って、フラフープをトレーニングに取り入れるとすると、出社や退社のとき、10分間だけ遠回りをして歩いて、家に帰ったら10分フラフープを行なうだけで、合計30分の有酸素運動を行なうことになります。
これに加えて、寝る前に10分くらいのストレッチを取り入れれば、ダイエットのための最強トレーニングに匹敵します。
インナーマッスルのトレーニング
普段の生活で、腰を動かすという動きはあまりありません。
ところが、腰を動かすことよって、インナーマッスルを鍛えることができます。
インナーマッスルには、腹筋や太ももの筋肉のように体を動かす働きはありませんが、関節がしなやかに動くためにはとても必要な筋肉です。
また、インナーマッスルは「姿勢保持筋」とも呼ばれていて、美しい姿勢を保つためにも、重要な筋肉となっています。
インナーマッスルは、腹筋や太ももの筋肉と違って、普通の筋トレで鍛えることはできません。
インナーマッスルを鍛えるには、ハードな筋トレを行なう必要はなく、フラフープやちょっとしたストレッチを行なうだけで十分なのです。
骨盤矯正
テレビで、整体の先生が行なう骨盤矯正のトレーニング方法を観ていると、必ず腰周りをグルグル回しています。
インナーマッスルがしっかりすると、骨盤が矯正されます。
私たちの中で、骨盤がきちんとしている方はほとんどいないと言われています。
ほとんどの方が、骨盤前傾や後傾の状態で、その影響でおなかがぽっこりしたり、姿勢が悪くなってしまいます。
骨盤矯正をするには、インナーマッスルを鍛えることと、腰を回すことが効果的になります。
インナーマッスル強化、骨盤矯正、有酸素運動と、フラフープにはダイエットのための魅力的な効果が満載です。
ぽっこりお腹が治る
骨盤が歪んで、しかもお腹まわりの筋力が低下すると、筋肉が内臓を定位置にキープすることができず、内臓の位置が下がってしまい、お腹がぽっこりとしてきます。
フラフープを使うことによって、お腹や腰回りの筋肉を使うので、骨盤の歪みが治ると共に、筋力がつくことによって内臓が上がり、ぽっこりしていたお腹がケアできます。
内臓の動きが活発になる
お腹まわりを動かすことによって腸をマッサージしていることになり、大腸の動きが活発になります。
活発に消化や吸収をすることによって、内臓は多くのカロリーを消費してくれます。
また、大腸の動きが活発になることにより、便秘ケアも期待することができます。
腰痛を防止する
毎日椅子に座ったきりの仕事によって、腰痛が持病となって困っている方がいらしゃるでしょう。
立っているときよりも、座っているときのほうが、腰にとっては悪いそうです。
腰痛を防止するには、正しい椅子の座り方と、腰回りの筋肉を強くすることが必要です。
フラフープは、お腹まわりや腰やお尻の筋肉を使うので、腰痛の防止効果を期待すことができます。
フラフープの選び方
はじめてフラフープを買う方は、大きさと重さに気をつけましょう。
大きさは、フラフープの直径が床からおへそあたりの高さのものを選びましょう。
大人のためのフラフープは、平均サイズが100センチ前後になります。
フラフープによっては、直径のサイズを調節できるタイプのものもあります。
フラフープの重さは、500グラム前後のものが適当です。
100円ショップでも売られているようですが、軽すぎるものは回しにくく、重すぎても腰に負担がかかりすぎます。
フラフープの中には、内側がでこぼこしているものがありますが、このでこぼこで、お腹にあざができてしまうことがあるので、つるりとした普通のタイプのフラフープを選びましょう。
フラフープの回し方
まずフラフープを回すためには、場所を確保しなければなりません。
フラフープの直径が約100センチなので、自分を中心にして、前後左右1メートルずつのスペースがないと、フラフープを回すことは無理になるでしょう。
フラフープは脚を肩幅に開き、少し膝を曲げて、右に回すには右足を、左に回すには左足をと、回す方向の足を一歩前に出します。
フラフープを回す時には、腰をグルグル回さずに、前後に動かしましょう。
この前後の動きによって、骨盤の歪みを矯正することができます。
フラフープを回していると、回しやすい方向と回しにくい方向が出てきます。
回しにくい方向は、骨盤が歪んでいる方向であるといえるので、多少回数を増やしましょう。
回す回数は無理をせず、回しやすい方向を1分行なったら、回しにくい方向を1分20秒程度行いましょう。
あまり休みを入れずに10分間方向を変えて行いましょう。
普段腰を回す動作は少ないので、フラフープによって腰と膝の関節を痛めてしまう場合があります。
筋肉痛とは違う痛みを感じた場合は、フラフープは中止して、完全に痛みが治ってから開始しましょう。
程々に治った時点で始めると、必ずまた痛くなります。
加齢とともに炎症も治りにくくなるので、どのトレーニングを行なうときでも、違和感や痛みを感じたら十分すぎるくらいに回復のための時間をおきましょう。
フラフープには、たくさんのダイエット効果が期待できます。
フラフープが有酸素運動であったとは、びっくりでしたね。
フラフープを上手に回せば、腰痛防止までできるので、場所の確保ができる方は試してみたいダイエットトレーニング方法です。
初めは2、3回回して失敗するでしょうが、だんだんできるようになると楽しくなってきます。
トレーニングは、楽しく行なうことができれば長続きするものなので、その点において、フラフープはもってこいのトレーニング方法になるのではないでしょうか。
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