腰回りのぜい肉を効果的に落とすには
腰回りのぜい肉を落とすには、食べる量を少なくして摂取カロリーを減らすことも重要ですが、それ以上に、腰回りや全身を今以上に動かすことが必要になります。
今までのダイエット方法は、少し太った時、食べるものを減らすことで体重を落としてきたと思います。
ファスティングダイエットやダイエット食品に頼って、体重が2、3キロ落ちるとよしよしと思い、いつも通りの食事に戻してきました。
このようなダイエット方を繰り返して、体の中では徐々に筋肉が減って、その分脂肪が増えてしまいました。
基礎代謝が落ちている最中に食べないダイエット方法を続けると、さらに加速度的に脂肪が増えてしまいます。
食べることがやめられないのであれば、1日30分間でよいので、何かの方法で体を動かしましょう。
1日30分の有酸素運動
20分のエクササイズ
1日の歩く量を増やして、効果的に有酸素運動ができるようになりましたね。
次は、1日20分のエクササイズを取り入れましょう。
腰をひねる
普段の生活で、腰をひねる動きは滅多にないので、腰ひねりを行なうだけで、今まで使われてこなかった筋肉を刺激することができます。
2 背筋を伸ばしたまま、左側に体をひねります。
3 体をひねるときに腹式呼吸を行なって、息を吐きながらお腹をへこませます。
4 体をいっぱいにひねって、息も吐き終わったら、息を吸いながら元に戻り、反対側も行ないます。
体をひねる動きは、テレビを観ながらでも行なえますし。デスクワークの方は、脚を固定したまま椅子の回転の力を借りて、左右に腰をひねるだけでも効果があります。
腰を回す
次はゆっくり腰を回してみましょう。
腰を回すと、骨盤の歪みを矯正することもできます。
2 軽く膝を曲げて、大きく腰を回しましょう。
骨盤に歪みがあると、右回りと左回りのどちらかがやりにくい場合があります。
このようなときは、やりにくい方向の腰まわしを少し多めに行ないましょう。
この腰回しの発展版がフラフープです。
フラフープは、直径が90cm以上あります。前後左右に1メートル以上のスペースがあるときは、フラフープをやってみるといいでしょう。
フラフープは、腰周りの脂肪が落ちるだけでなく、続けることによってウエストのくびれも出てきます。
腰回しやフラフープによるエクササイズで骨盤が矯正されて、インナーマッスルも鍛えることができます。
骨盤矯正やインナーマッスルの強化は、美しい姿勢につながります。
また、インナーマッスルが強化されることによって、お腹の中の内臓が持ち上がり、お腹のぽっこりがなくなります。
下腹部がぽっこり出ているのは、脂肪よりも内臓下垂が原因だと思われます。
内臓は、インナーマッスルによって支えられています。インナーマッスルのうちの腹横筋は、内蔵を支えるコルセットの役割を果たしています。このコルセットを強くすることで内臓が上に引っ張られて、ぽっこり出ていたお腹がへこんで行きます。
ヒップアップ
2 腰を持ち上げて、胸から膝頭が一直線になるような状態を30秒間キープしましょう。
腰が上がりすぎたり低すぎたりすると、効果が半減します。慣れてきたら、一直線を保ちながら片方の足を上げてみましょう。はじめは膝を曲げたまま上げて、それにも慣れてきたら、脚を伸ばして上げましょう。
腰回りはお肉がつきやすいけれどなぜ?
腰をほとんど動かさない
デスクワークの方は、一度椅子に座ったら、ほとんど1日中座ったきりになります。
また、外回りの仕事の方も、動いているとは言っても、腰を動かすことがあるでしょうか。
1日の生活の中で、手足は動かしますが、腰をひねったり、反ったりする動作はあまりありません。
動きの少ない腰回りに無駄な肉がつくと、居心地がよくなってその場に定着してしまいます。
基礎体力の低下
腰回りに無駄な肉がつきやすくなる原因は、やはり何と言っても基礎体力の低下でしょう。
若い頃は基礎代謝が高く、食べたもののカロリー分を、体の中ですべて消費していました。
しかも、動いてどこかへ行くことや、動くことによって何かをすることが楽しくて、新しいものを見たり楽しんだりするために、わざわざどこかへ出かけようとします。
ところが、加齢と共に基礎代謝が低下してくると、消費カロリーも減ってきます。
その上、行動範囲が狭くなり、1日に動く量も少なくなります。
こうして年齢を重ねていくと、お腹やわき腹、お尻や腰にかけて、徐々にぜい肉が増えていき、去年は何とか穿けたタイトスカートが、今年は穿けなくなってしまいます。
腰回りは案外冷えやすい
まとめ
腰回りの無駄な肉は、一旦つくとなかなか落ちないと言われています。
手でつまんだ様子で、ぜい肉がついているのがわかったら、さっそくウォーキングとちょっとしたエクササイズを組み合わせるだけで、数か月後には良い結果が期待できます。
また、お腹まわりの内蔵脂肪は取れやすいので、腰回りを気にしていたら、先にお腹まわりがスッキリしてしまうこともあります。
どちらにしてもトレーニング効果は出ていることになるので、少しずつ頑張ってみましょう。
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