腸もみダイエットは、お腹の上から腸を刺激して腸内の血行を良くして、凝りや老廃物を取り除くダイエット方法です。
ダイエット効果やむくみ、美白やアンチエイジング、精神安定から高血圧などの生活習慣病までケアされると言われています。
もくじ
1 さっそく腸もみをやってみましょう
2 腸もみダイエットとは
3 腸の凝りって何?
4 凝っているところを押してみる
5 便秘の種類
6 食物繊維の種類
7 まとめ
さっそく腸もみをやってみましょう
腸を刺激する
イメージとしては、脇の脂肪をお腹の中心に集めるといった感じになります。
2 おへそから指2本程度左側から、右側までをUの字を描くように強めに押していきます。3回繰り返しましょう。
3 おへその右下から左下までを、指で強めに押していきましょう。
4 大腸は、体の右下から上に上がり、おへその下を通過して、お腹の右側を下っていくので、お腹の右下から左側の下まで、ゆっくりとまるくマッサージしていきましょう。
5 お腹全体を、時計回りにゆっくりとていねいに揉みほぐします。
このとき、たまった老廃物を移動させて排出していくような気持ちで指を動かしましょう。
小腸もみ
2 おへそを中心にして、半径3cm の円周上をおへその真上と真下、それから左上、左下、右上、右下の6点を順番に押していきます。
3 押し方は、大きく息を吸ってから吐きながら4秒かけて押して、4秒かけて戻しましょう。おへその真上から左側に降りながら、6点を順番に押していきます。
このとき、どこか痛いところやコリコリとした硬いところが見つかったら、その場所が凝っている状態といえるので、その場所をもう一度ゆっくりもんでみましょう。
大腸もみ
2 右側の骨盤の出っ張った部分の少し内側を、上下に数か所押していきましょう。
腸もみダイエットとは
腸は、食べ物や水分を消化・吸収したり、不要な物を排泄するための重要な消化器官です。
腸の裏側にはリンパ管がたくさん集まっていて、ここでは老廃物を運ぶ働きをしています。
また、腸の内側の壁には免疫細胞がたくさんあり、腸の健康が全身の健康につながっていると言ってもよいでしょう。
腸を刺激することによって、全身の体調がよくなり血行も良くなるので、むくみをケアすることができます。
また、免疫力が高まることによって、病気もしにくくなります。
腸の動きが活発になることよって血行が良くなれば、肌もつややかになり、肩こりなども軽減されることがあります。
腸の凝りが取れると、全身に良い影響を及ぼすことがわかっています。
腸の凝りって何?
肩こりは普通に効く言葉ですが、腸が凝るというのは、一体どのような状態なのでしょう。
まず、腸の中で凝っている場所を探してみましょう。
2 息を吐きながら、指を深くお腹に差し込みます。痛いところがあったら、その場所が凝っていることになります。
また、痛いだけではなく、違和感がある場所も凝っている場所になります。
凝っているところを押してみる
凝っている部分が見つかりましたか?
腰痛がある方は、痛い場所の反対側のお腹が凝っている場合があるそうです。
腸が凝ると働きが悪くなるので、便秘だけではなく全身にも影響を及ぼすので、凝っている部分を強めに押してみましょう。
あざができるほど強めにではなく、痛きもちいい程度に指で真下に向かって圧を加えます。
その時、グリグリともまずに、ただ指でその場を押すだけにしましょう。
便秘の種類
正確に言うと、腸もみと腸活は違いますが、どちらも便秘対策という点では同じです。
便秘がちのせいで腸が凝るのか、腸が凝ったために便秘がちになるのか、どちらが先かはわかりませんが、便秘は多くの女性にとっての悩みの種です。
ここで、便秘のタイプを知っておきましょう。
あなたは、どのタイプになるでしょうか。
おしいところまで便が来ているのに出ない!
便が直腸まで来て、あと一歩のところで出そうなのに出てこないという、直腸に便が停滞してしまうタイプです。
トイレに行きたくても我慢してしまったり、頑張っていきんでもなかなか出てこない方にあらわれやすい症状で、直腸性便秘と呼びます。
直腸性便秘は直腸内に便がたまっている状態で、水分が吸収されることによって硬くて頑固な便になり、腸の出口で蓋をしてしまいます。
出口がふさがれているので、下剤を飲むとお腹が痛くなることがあります。
水溶性の食物繊維と水分を摂って、便を柔らかくて量のある状態にしましょう。
また、トイレに行きたくなったら、場所を選ばずどこでもすぐにトイレに駆け込むようにしましょう。
大腸の運動不足
大腸の緊張がゆるんでしまい動きが十分に行なわれなくなって、便が大腸内に長くとどまることになり、水分が吸収されすぎて固くなってしまいます。
このタイプはお腹が張ったり、便意をあまり感じないなどの症状があり、弛緩性便秘と呼びます。
弛緩性便秘は、筋力の衰えが原因となるので、腹筋やインナーマッスルトレーニングなどの筋トレを行なって、筋力を鍛えるとケアされます。
腸の動きが弱くなっているので、不溶性の食物繊維を積極的に食べましょう。
大腸の緊張が MAX 状態!
副交感神経が優位になり過ぎると、大腸の壁が緊張して便がうまく運ばれなくなります。
この時の便のタイプは、ウサギの糞のようにコロコロとなり、
ストレスによって自律神経が乱れると、大腸がけいれんをして起こるタイプの便秘で、けいれん性便秘と呼びます。
けいれん性便秘では、水溶性食物繊維を多く含むものを食べましょう。
不溶性の食物繊維は大腸への刺激が強く、症状が悪化してしまうので注意しましょう。
どのタイプの便秘も、大腸の緊張によって便秘の症状が引き起こされるので、まずは腸の凝りをケアしておきましょう。
食物繊維の種類
便秘と食物性繊維には、切っても切れない深い縁があります。
食物繊維は、第6の栄養素として人の体にはなくてはならないものです。
食物繊維は消化されないため、そのまま体外に排出されます。
また、食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類に分けられて、それぞれ違う働きをします。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、名前の通り水に溶けやすい種類の食物繊維です。
野菜や果物、昆布やわかめなどの海藻類、こんにゃく芋などに多くの水溶性食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維は、水分を多く含むので、水に溶けるとドロドロのイメージがあります。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は水に溶けないので、胃や腸で水分を吸収してふくらみます。
食物繊維がふくらむことによって便のかさが増えて、腸を刺激してやる気を起こさせるので便秘がケアされていきます。
不溶性食物繊維は、一般的なイメージではよく噛まなければならない食品に多く含まれています。
豆類やきのこ、切り干し大根、ナッツ類などに多く含まれています。
まとめ
腸をもむことによって凝りがケアされ、便秘だけでなく全身の不調を整えることができます。
また、老廃物が排出されやすくなるため、全身の血液もきれいになり、それによって内臓や筋肉の働きが活発になり、消費エネルギーが増えてダイエット効果にもつながります。
大腸の動きを良くして、便だけではなく、腸内の悪いものをすべて排出して、健康体になると共にダイエット効果もあげましょう。
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