もくじ
1 お腹まわりに脂肪がつくナゾ?
2 皮下脂肪とは
3 皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方
4 皮下脂肪がつく原因
5 皮下脂肪値を測定しましょう
6 今までの食生活を考え直す
7 皮下脂肪燃焼のためのトレーニング
8 1日15分の筋トレをやりましょう。
9 痩身エステサロンに行く
お腹まわりに脂肪がつくナゾ?
ダイエットしなくちゃと気になり始めるきっかけは、たいていお腹まわりの脂肪が原因ではないでしょうか。
お腹まわりには、ぷよぷよしたやわらかい脂肪がたっぷりつきます。
私たちの体の上半身の胸まわりは、肋骨が心臓や肺を守っています。
ところが、肋骨は途中で終わっていて、そこから下は骨盤まで骨がない状態です。
お腹には、胃や腸など重要な臓器がたくさんあります。
これらが外からのショックに耐えられるように、脂肪や筋肉がクッションの役割となっています。
子どもの頃は、このクッションは筋肉がほとんどを占めていましたが、大人になるにつれ、運動不足や代謝が減るので筋肉が衰えてしまいます。
筋肉は、かなりのエネルギーを消費してくれます。
私たちが食事によって取り入れたエネルギーは、筋肉が少なくなってしまったので行き場を失って、脂肪になってしまいます。
皮下脂肪とは
最近は、皮下脂肪という言葉よりも内臓脂肪の方が一般的になっています。
しかし、女性は皮下脂肪の方がつきやすいと言われています。
それでは、皮下脂肪とは一体どんなものなのでしょう。
皮膚の真下にある
皮下脂肪は、皮膚のすぐ真下にある脂肪のことをいいます。
指でぷにっとつまむことができる脂肪が、皮下脂肪です。
皮下脂肪がたまると、だらりとたるんだ体型になってしまいます。
女性の後ろ姿を見ると何となくその方の年代がわかりますが、これは皮下脂肪によるたるみ具合で判断しているのだと思います。
女性につきやすい
男性は全身に筋肉が多いので、体脂肪を貯めるスペースがあまりありません。
それに比べて、女性は出産をしなければならないので、お腹のスペースを空けておく必要があります。
その空いた部分に、脂肪がつきやすくなってしまうのです。
ちなみに、男性はあまりにもスペースがないため、内臓周りに脂肪がついてしまい、内臓脂肪型の肥満となります。
一旦つくとなかなか落ちない
内臓脂肪は、運動や食事制限で落としやすい脂肪ですが、皮下脂肪は、一度つくとなかなか落ちにくいという点に問題があります。
それでもあきらめずに、まずは内臓脂肪をきっちり落としてから、皮下脂肪を確実に落としていきましょう。
皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方
太る原因となる脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。
テレビのコマーシャルなどでは、内臓脂肪という言葉の方が多く聞かれますが、内臓脂肪は皮下脂肪よりも生活習慣病になる危険が多いために、国をあげて内臓脂肪を減らすような対策を行っています(メタボリックシンドローム)。
皮下脂肪は文字通り皮膚の真下につく脂肪です。
皮下脂肪は簡単につまむことができますが、内臓脂肪は体の奥深くの内蔵の周りにつく脂肪なのでつまむことができません。
皮下脂肪型肥満
皮下脂肪型の肥満は女性に多く、体型でいうと洋梨タイプです。
ウエスト部分よりもお腹の下の部分にたっぷりと脂肪がついて、簡単に指でつまめて、軽く走るとお腹が揺れるタイプの方は皮下脂肪が多い方です。
お尻や太ももには脂肪細胞が多いので、皮下脂肪がつきやすくなります。
内蔵型脂肪
内蔵型脂肪は、生活習慣病のリスクが高いと言われています。
体の外から判断することができないので、気がつかないうちに増えてしまい、健康診断の数値で、初めて自分が内臓脂肪型の肥満であることがわかる方もいます。
内臓脂肪は痩せている方にもつきやすく、「隠れ肥満」などと呼ばれています。
内臓脂肪は、皮下脂肪に比べるとつきやすいのですが分解されるのも早いので、健康診断の数値が多い場合に、食事制限と運動を取り入れれば、比較的早く肥満をケアすることができます。
女性は加齢により、エストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンが減少してきます。
女性ホルモンには内臓脂肪の蓄積を抑える働きがあるので、若い頃はお腹周りがすっきりしといた方でも、更年期以降には一気にお腹まわりに脂肪がつき、体重が10キロ近く増えてしまう方もいます。
皮下脂肪がつく原因
食べ過ぎ
学生の頃と、今の休日の過ごし方を比べてみましょう。
外でお友達と会う場合、学生は一緒にどこかへ行って楽しむことが第一目的となります。
彼女たちは、おしゃべりをしながら、笑いながら、体を大きく使って歩いて、歩き疲れてお腹がすくと、そこではじめて何か食べなければならないと思いつきます。そして、お腹がいっぱいになると、また元気よく歩き始めます。
ところが大人は、○○のランチがおいしいから行ってみましょうと、食べることが一番の目的になってしまいます。
しかも、ランチが終わると、今度は場所を変えてコーヒーとケーキを楽しみながら、おしゃべりを楽しみます。
結局お昼から夕方までほとんど歩くことをしないで、食べ続けて帰ることになります。
そして家では夕食を普通に食べるのですから、1日でかなりのカロリーを摂っていることになります。
ランチとケーキセットで、軽く1,000kcal 以上摂取していると思われます。
その1,000kcalを消費するには、5時間以上歩かなければなりません。
その日丸1日で摂ったカロリーを消費しないまま、次の日からいつもの食事をするのですから、摂取したカロリーは行き場を失い、脂肪となって蓄えられてしまいます。
動かない
まず、私たちの家での1日の生活を振り返ってみましょう。
私たちの生活は便利になりすぎて、ほとんど動かなくても生活ができるようになりました。
リビングにあるほとんどの家電はリモコンで操作ができるので、家の中で1箇所に座ったきりでも何の不自由もありません。
家の中で体を動かすチャンスはお掃除ですが、それでさえロボットがやってくれるので、お菓子をつまみながらゴロゴロしているだけで大きな動きが必要な家事は終了してしまいます。
買い物も、車で出かけたり、宅配にしている方もいるでしょうから、ほとんど何も動かずに1日生活をしていることになります。
お掃除と買い物をマメにするだけで、かなりのカロリーを消費することができます。
私たちはそういうせっかくのチャンスを逃して、体に脂肪を溜め込んでいるということになりますね。
皮下脂肪値を測定しましょう
皮下脂肪がどのくらいあるのか、計測する装置はありますが、(皮下脂肪厚計)わざわざ買う必要はありません。
しかし、いろいろな機能がついた体重計は、ダイエットや健康のために持っているとよいかもしれません。
今の体重計は、体脂肪率、 BMI 、内臓脂肪レベルはもちろんのこと、筋肉量やその他もろもろが数値になって表れるので、自分が頑張ればがんばった分が数値となり、モチベーションもアップします。
それでは、ここからは皮下脂肪を落とすための効果的な方法を考えていきましょう。
今までの食生活を考え直す
今まで考えなしにおなか一杯食べていた食生活を、少し変えてみましょう。
三大栄養素の割合を少しだけ変えましょう
私たちの体に必要な三大栄養素は、たんぱく質と脂質と炭水化物です。
一般的に三大栄養素の摂取割合は、たんぱく質15%脂質25%炭水化物60%とされています。
日本人の食生活では、炭水化物が70%くらいになっていて、糖質の過剰摂取状態になっています。
この割合を少し変えて、炭水化物を50%程度に減らしてみましょう。その分をたんぱく質にもっていきましょう。
脂質を摂るとますます太るようなイメージがありますが、脂質は細胞膜を形成したり、ホルモンの原料になるのでとても大切な栄養素です。
ダイエット中であっても、脂質をきちんと摂取しましょう。
のどが渇いたときに注意しましょう
今、世界的に甘すぎる飲み物に対して、糖分の課税をしようという動きが出始めています。
基本的に、お水かお茶以外の飲み物には、たっぷり糖分が含まれていると考えてよいと思います。
のどが渇いたら、お水やお茶を飲みましょう。
食事中は黒ウーロン茶を飲むと、脂肪吸収を抑えてくれる働きがあります。
空腹の時間を作りましょう
口さみしくなったり何もしていない時間は、必ず何かを食べていませんか。
食事をすると、まず糖分が体中に行き渡ってエネルギーとなります。
摂取した糖分を使い終わると、いよいよ脂肪をエネルギーとして使い始めるので、お腹がすいている時間は脂肪が減っている時間だと思うようにしましょう。
それには、空腹に慣れる練習をしなければなりません。これはなかなか努力を要します。
それならば、いっそのこと自分の生活に合わせて、3食の時間をずらしてみてはどうでしょう。
お昼を12時ぴったりに食べなくてもいい生活をしている方は、2時頃にずらせばおやつを食べる必要がなくなります。
夕食も9時ぐらいにずらすことができれば、夜寝るまで間食をする必要がなくなります。
何かをつまんで食べたくなる時間は、午後の3時~4時と夜は9時すぎではないでしょうか。
その時間に空腹ではない状態を作ってあげれば、努力をしなくても間食をすることがなくなると思われます。
どうしてもお昼は12時に食べなければならない方は、4時頃お菓子ではなく、おにぎりのようなきちんとしたものを少し食べましょう。
そして晩のご飯を9時頃にずらして、その時間はご飯を少し軽くします。そうすれば、夜寝るまでお腹がすかずに済みますね。
温かいものを食べましょう
冬になると、温かい食べ物が多くなります。温かい食べ物を食べると、汗が噴き出してきます。
つまり、体の中でエネルギーが消費されているということになります。
体全体を消費モードに持っていくために、夏でも冬でも、できるだけ温かいものを食べるように心がけましょう。
鍋物は、たんぱく質である肉や魚を使い、野菜もたっぷり使うので栄養がかたよらず、しかも調理や片付けも簡単なので、毎日でも良いのでちょっとした鍋料理を食べましょう。
皮下脂肪燃焼のためのトレーニング
皮下脂肪は、なかなか落としにくいので、できるだけ長期間続けられるような運動方法をとりましょう。
有酸素運動をおこなうと、効果的に脂肪を燃焼することができます。
有酸素運動には、ウォーキングやジョギングや水泳など、外で行なうスポーツが中心となります。
その中で、一週間に2回~3回続けられるスポーツはあるでしょうか。
今まで一切運動やってこなかった方にとっては、外でわざわざ走ったり泳いだりすることは、生活の中での負担となってしまいます。
できるだけ負担なく長く続けられる運動としては、今まで以上に歩くという方法が一番良いと思います。
皮下脂肪撃退のためだと思って、歩くということを面倒くさがらず、わざわざ遠回りをして目的地に行ったり、エスカレーターを使わないで階段を使うなどの方法で、できるだけ歩く距離を稼げるような手段を考えましょう。
その時、ただ歩くだけでは長続きしないので、自分がスリムになった姿をイメージしながら歩くと、やる気が出てきます。
交通手段の関係でなかなか歩くことができない方は、エアロバイクを購入しても良いかと思います。
エアロバイクはランニングマシンよりも場所をとらず、運動した時間や消費カロリーや心拍数などがすべて数値によって表されるので、目標を立てやすくなります。
また、ランニングマシンは両手を離すことができるので、ながら運動ができます。
本を読みながら、テレビを観ながら、スマホを使いながらトレーニングができるので、長続きできる有酸素運動だといってよいでしょう。
1日15分の筋トレをやりましょう
1日たった15分の筋トレを行なうだけで、2か月で体の変化が出てきます。
筋トレの方法は、自分が思いつく方法で十分です。
スクワット
スクワットは、キングオブトレーニングとも呼ばれ、全身運動につながります。
お腹の皮下脂肪だけでなく、太ももやお尻の脂肪にも働きかけるので、気が付くと全身が一回り小さくなっています。
初めは数回で良いので、ゆっくりと腰を落としていきましょう。
スクワットは毎日やっても良いトレーニングなので、だんだん回数を増やして、20回や30回を軽々とできるようになると、ちょっと格好いいですね。
腕立て伏せ
腕立て伏せは、手の幅を肩幅よりも狭くすると腕のトレーニングになり、肩幅よりも広く置くと胸の筋肉のトレーニングになります。
初めは、難しければ膝をついて行っても同じ効果を得られるので、無理をして普通の腕立て伏せをするよりも、膝をついて回数を増やした方が良いかもしれません。
腹筋
仰向けに寝て、腕を頭の後ろで組んで、膝を曲げて、上体を少し上げるだけでも腹筋のトレーニングになります。
無理に大きく上体を持ち上げず、軽く持ち上げて回数を重ねましょう。
背筋
うつ伏せになって、両手両足を広げて反り返るだけで、背筋運動になります。
両手と両足を同時に宙に浮かせましょう。スーパーマンが飛んでいるようなイメージです。
痩身エステサロンに行く
皮下脂肪がつきすぎて、自分ではなかなか落としにくいと思う方は、思い切って痩身エステサロンの体験を受けてみるといいかもしれません。
体に蓄えられた中性脂肪は、そのほとんどが脂肪細胞に入り込んで、1つ1つの細胞が大きくなることによって肥満につながっていきます。
これまでは、脂肪細胞の数は子どもの頃は増加して、そこで止まると思われていました。
しかし、大人になってからも肥満が進んで、脂肪が脂肪細胞に蓄えきれなくなると細胞分裂を起こして、脂肪細胞の数が増えることがわかってきました。
しかも、一度増えた脂肪細胞は、ほとんど減ることはありません。
痩身エステサロンにある、キャビテーションというエステマシンは、この脂肪細胞に働きかけ、脂肪細胞自体を分解してしまいます。
そのため、脂肪細胞の数が減っているので、エステ終了後もリバウンドを起こしにくいと言われています。
痩身エステは高額なところが多いのですが、ここで比較的安いエステサロンを紹介しておきましょう。
DDラボ
DDラボは、4つのコースで脂肪を撃退します。
ドームの中に入って、赤外線で全身を温めて 老廃物を排出しやすくします。
また全身を温めることによって、そのあとの施術で脂肪を溶かしやすくします。
キャビテーションの効果で脂肪を破壊し、破壊された脂肪を吸引します。
ラジオ波、吸引、LEDを使って、脂肪細胞を揉みほぐすようにやわらかくして、セルライトの対策を行います。
EMS によって筋肉を刺激して、筋肉運動の効果を得ることができます。
EMSで背筋を鍛えて下腹が強くなり、お腹のぽっこりがなくなります。
DDラボ料金
月額9,980円(初月0円)
DDラボを更に詳しく
皮下脂肪はなかなか落ちにくい脂肪なので、1か月、2か月の短期の目標を持たずに、半年後の自分をイメージして、日頃のトレーニングに励みましょう。
途中で辛くなったら、料金の安い痩身エステを利用しても良いと思います。
痩身エステに行きながら、食事に気をつけてトレーニングを続ければ、半年後には見違えるほど全身が引き締まることでしょう。
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