ばかにできないラジオ体操 ダイエット効果はバツグン | 東京でダイエット!一番効果的なダイエット方法はどれ?

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ばかにできないラジオ体操 ダイエット効果はバツグン

ストレッチする女性二人

ラジオ体操は子どものものであって、今更大人がやっても恥ずかしいし、たいした効果はないだろうと思っていませんか。
ところが、ラジオ体操は良く考えられた運動で、体中の筋肉を総動員することができます。
たまに、外でラジオ体操をやっているところを見ることがあります。
大人も子どもも、大半の方が適当に体を動かしているように見えますが、ラジオ体操は真剣に行なうとダイエットや健康に大きくつながっていきます。
今回は、ラジオ体操とダイエットについて考えてみることにします。

もくじ

1ラジオ体操の歴史
2ひとつひとつの動きはきちんと行なうと結構むずかしい
3ラジオ体操を行なう時間帯
4ラジオ体操の消費カロリー
5ラジオ体操の効果

ラジオ体操の歴史

手を差し出す女性

1923年、アメリカの生命保険会社によって、ラジオの放送による健康体操の企画が始まりました。
それを知った日本の逓信省の役人が、企画を日本に持ち帰り、昭和天皇即位を祝う行事として、ラジオ体操を提案しました。
その後1928年に、簡易保険局を中心に日本放送協会、文部省等の協力の下、国民保健体操「旧ラジオ体操第一」を制定しました。
そして、ラジオ体操の振り付けは、全国の郵便局員が広めていきました。
1999年には、ラジオ体操に加えて、新たに「みんなの体操」が制定されました。

ひとつひとつの動きはきちんと行なうと結構むずかしい

ラジオ体操は、子どもやお年寄りがやるものだと考えがちですが、真剣に行なうと結構難しく、運動を全くやっていない方は、真剣に行なうと第1体操だけでも息が上がります。
たとえば、ラジオ体操第1の2つ目、「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」は、運動中ほとんどかかとを上げています。
ほとんどつま先だけで体を動かすので、慣れないと足がよろよろとして、定位置で8回続けることができません。
ラジオ体操は、ただ体を動かすだけでも、何もやらないよりは良いのですが、せっかくダイエットのために行なうのですから、きちんとしたフォームで、できるだけ一生懸命行ないましょう。

ラジオ体操を行なう時間帯

時計

ラジオ体操というと朝のイメージですが、ダイエットのためのラジオ体操は、夕方や夜の時間に行なうほうが効果的です。
私たちの体の体温は、夕方に一番高くなります(午後4時から6時の間)。
体温が高い時に体を動かすと消費カロリーが上がるので、夕方のラジオ体操は、ダイエットにとって一番効果的な時間帯となります。
次に、夜、寝る2時間くらい前に行なうのも効果的だそうです。
ラジオ体操によって体を動かすと体温が上がり、2時間かけて徐々に体温が下がっていくので、深い眠りになることができるそうです。
ラジオ体操を寝る直前に行なうと、体温が上がったまま横になるので眠れなくなってしまう場合があります。
寝る直前の体操は注意しましょう。

ラジオ体操の消費カロリー

あまりなじみはないですが、運動や身体活動の強度を示す単位にメッツ(METs)というものがあります。
メッツとは運動強度の単位で、安静時(横になったり座って楽にしている状態)を1とした時と比較して、何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したものです。
たとえば、

歩いたり軽い筋トレや掃除機をかけると3メッツ
早歩きゴルフや自転車に乗ると4メッツ
軽いジョギングや階段の上り下りでは6メッツと決められています。

ラジオ体操は4メッツに当たります。
これは、ゴルフや早歩きと同じ運動量になります。

また、ラジオ体操の消費カロリーは、
1.05×メッツ×時間×体重(kg )
で求めることができます。
体重50kg の方が、ラジオ体操第1と第2を6分間(0.1時間)行なうと、
1.05×4(メッツ)×0.1(時間)×50(kg )=21kcal
となります。

つまり、ラジオ体操はウォーキングやゴルフと同じくらいの運動になります。
ただし、ラジオ体操は1回6分程度で終了するので、1日に3回くらいに行なうと良いかもしれません。

ラジオ体操の効果

ラジオ体操を真剣に行なうと、ダイエットや健康面でたくさんのよい効果があらわれます。

全身運動

ラジオ体操を1回行なうと、体中の3分の2の筋肉を使うことができます。
普段私たちの生活では、ごく一部の筋肉しか使っていません。
しかも、生活習慣の癖によって、使われる筋肉は決まってしまいます。
ラジオ体操を行なうと、有酸素運動や筋トレ、ストレッチ、バランス運動が同時にできるため、全身運動となり、一般的なトレーニングと比べると、かなりクオリティーの高いプログラムになります。

筋肉のコリによる肩こりや腰痛を予防する

ラジオ体操のストレッチを行なうと、普段使っている筋肉や、全く使われない筋肉をしっかり伸ばすことによって、凝り固まった筋肉をほぐすことができるため、肩こりや腰痛が緩和されていきます。
ラジオ体操をゆっくりやるとわかりやすいのですが、13種類ある運動で、首から下の筋肉のどこかの部分が必ず伸ばされています。
普段使われていない筋肉は、ラジオ体操によって伸ばされて大喜びです。
筋肉にやる気が出ると、しっかりとポンプの役割を果たし、血行がよくなります。
血液の流れがよくなることによって、肩や腰に十分な血液が行き渡ります。
酸素や栄養素をたくさん含んだ血液が、肩や腰の筋肉に行き渡ると、筋肉が活性化していきます。
血行がよくなれば、体温が上がって基礎代謝が上がるので、ダイエットの効果も上がります。

筋肉を鍛える

ラジオ体操には、筋肉を鍛えるプログラムも含まれています。
屈伸運動や背伸びの運動などを正しい姿勢で行なうと、筋肉がストレッチされていきます。
普段運動をしない方にとっては、筋トレはとても難しく感じられます。
自分の腕で自分の体重を支えることも大変で、腕立て伏せを1回もできないなどは普通の話しです。
ところが、ハードな筋トレを無理に行なわなくても、ストレッチを行なうだけで筋力がアップしていくと言われています。
一日ほんの少しずつでも筋力がついていくと、数か月後には基礎体力が上がり、消費カロリーが増えていきます。
それによって、だんだん太りにくく痩せやすい体になっていきます。

脂肪を燃焼する

ラジオ体操のそれぞれの動きには意味があり、必ずどこかの筋肉に刺激を与えています。
まっすぐ上に伸びる時には脇が伸び、ひねりの運動ではウエスト部分が刺激を受けます。
こうして、普段行わない体勢をとることにより、脂肪を燃焼することができます。

柔軟性が高まる。

ラジオ体操の動きでは、前に倒れたり、後ろにのけぞったり体を大きく回したりなど、普段ほとんど行わない動きがたくさん盛り込まれています。
ラジオ体操の音楽に合わせないで、それぞれの動きをゆっくり行なうことによって、関節や筋肉がほぐれて、体の柔軟性が高まります。
体が固いという状態は、骨が固いとか、もともとの体質ではなく、筋肉が突っ張っている状態なのだと思われます。
たとえば、床に座って足を前に投げ出して行なう前屈は、太ももの後ろの筋肉や、ふくらはぎの筋肉が突っ張るために、痛くてそれ以上前にかがむことができなくなります。
太ももの後ろの筋肉(ハムストリングス)を伸ばす、簡単なトレーニングを毎日行えば、手の指先が足のつま先に届くようになり、さらに毎日続けることによって、おでこが膝につくようになります。
体が固いと思っている方は、ラジオ体操をゆっくり行ない、全身の筋肉を柔らかくしましょう。
体をやわらかくしなやかにしておくと、怪我をしにくくなります。

自律神経が整う

ラジオ体操によって、筋肉に酸素や栄養素が送られ、疲労物質をためないことにより、代謝が活発に行われます。
血液の循環や酸素の供給は、自律神経がコントロールしています。
自律神経は、ダイエットと深い関わりがあることがわかってきて、自律神経のうち、交感神経が昼間きちんと働くことが、ダイエットにとってとても大切であると言われています。

ラジオ体操の行ない方

ラジオ体操は、ただ音楽に合わせて体を動かすのではなく、正しい動き方があります。
パソコンの動画やテレビの録画などを利用して、正しい動きを覚えましょう。
ラジオ体操を正しく行なう本も出版されています。
13ある動きを正確に行なうと、はじめのうちは音楽に合わせて体を動かすことがむずかしいくらいです。
筋肉をしっかり伸ばしたい方は、音楽に合わせないで、ひとつひとつの動きをゆっくり行ないましょう。
それぞれの動きで、ポイントになる筋肉を十分に伸ばしてから次の動きに入ると、ラジオ体操第1で、5分以上かかります。
ラジオ体操に慣れてきたら、スピードを上げても良いかもしれません。
スピードを上げることによって、筋力アップにつながります。
ラジオ体操は第一も第二も行ないたいのですが、第二の方は
運動量が増えるので、慣れない方は、音楽に合わせて、まず簡単に体を動かしましょう。
そして、慣れてきたら全身の筋肉をストレッチできるように、正しい動きを行ないましょう。

まとめ

ラジオ体操の効果は、すぐには現れません。
毎日続けることによって、知らないうちに肩こりが治ったり、お腹のぽっこりが少なくなっていきます。
また、普段ジョギングを行なったりジム通っている方は、それぞれのトレーニングにラジオ体操を組み込むことによって、今のトレーニングの効果がさらに上がります。
朝と夜の6分間をラジオ体操のために使ったり、お昼の休憩中に仲間たちと行なったり、ラジオ体操が1日の習慣になると良いですね。

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