食事を食べる順番は、食物繊維(サラダなど)→脂質(肉や揚げ物)→たんぱく質(魚豆製品など)→糖質(ご飯などの主食)というように変えるとダイエットに効果的となります。
小学校の時の給食で、散々言われた三角食べは、正式な場所だけで行うことにしましょう。
食事にかける時間を長くする
食事をすると、血液中に糖分が増えていきます。すると、脳の満腹中枢を刺激して、満腹感を感じることができます。
ところが、急いで食事をすると、満腹中枢からの連絡が遅れて、お腹がいっぱいに感じるころには、苦しくなるほど食べ過ぎてしまいます。
食事の食べ方を、血中に増えていく糖分の濃度に合わせたスピードにすると、満腹中枢からの連絡が食事を食べ終わる前に来て、腹八分で食事を終わらせることができるようになります。
栄養素のバランスを変えてみる
今までは、おかずもご飯もたくさん食べて、少し満足できない時には、ご飯のおかわりをして満腹感を感じるようにしてきましたね。
ご飯の量によって満腹感を調節する食べ方は、最も痩せにくい方法となります。
これからの食事方法は、ご飯を少し減らして、糖分の摂取を抑えましょう。
そうかといって、ご飯を全然食べない方法は、ダイエットのためにも健康のためにもよくありません。どの栄養素も体にとっては重要な働きをするので、今までの2割程度のご飯を減らすだけで十分です。
ごはんを減らす代わりに、一番初めに食べる食物繊維の量を増やしましょう。
そして次に、筋肉の元になり基礎代謝を上げる、たんぱく質の量を増やしましょう。
卵やアボカドを食べたり、肉料理であれば鶏肉を使ったり、毎日少量でも良いのでシラスを食べるなどの工夫をして、高たんぱくの食品を毎日必ず食べましょう。
30代ダイエット攻略法 運動編
今までは、なんとか体を動かさなくても済むようにと工夫をして、生活を送っていたと思います。
一旦座ったら、遠くに置いてあるものを取るのにも、なんとしても立ち上がらずに取る方法を考えて、それでもダメな時には、取ることをあきらめてしまいますね。
それでは脂肪がたまるばかりであることがわかってきたので、これからは、いやいやでも体を動かす努力をしましょう。
体を動かすには、筋肉を使います。筋肉は必要以上に使われることによって増えていく性質を持っています。
つまり、いつも以上に動かなければ、筋肉は減るばかりです。
筋肉を増やすために、わざわざ行きたくないジムに通う必要はありません。
毎日の生活習慣を少し変えるだけで、今まで全く使ったこなかった筋肉を使うことができます。
今日から、30代ダイエットのために、少し動く時間を作りましょう。
歩く時間を増やす
今まで会社の行き帰りしか歩いていなかった方が、毎日30分だけ歩く時間を増やすだけでも、素晴らしい有酸素運動になります。
歩く時間も、わざわざ作らなくても大丈夫です。
少し早く帰れる日には、大通りに出てウィンドウショッピングを楽しんだり、大型ショッピングモールの1階から3階までを歩き回ったりするだけで、立派な運動になります。
また、歩く時には必ずお腹をへこませて歩きましょう。
お腹をへこませると、インナーマッスルと言って、体の奥深くにある小さな筋肉を鍛えることができます。
インナーマッスルが鍛えられると、体重が減少するばかりではなく、背筋が伸びて美しい姿勢になることができます。
お腹をへこませて胸で息をしながら歩くだけで、ダイエットと姿勢の一石二鳥の効果が期待できます。
階段の昇り降り
階段を昇り降りすることで消費カロリーが増えて、筋肉のトレーニングにもなりますが、階段を昇ったり降りたりする動作では、股関節をいつも以上に使うことになります。
股関節の動きが大きいと、インナーマッスルに働きかけることができます。
股関節を大きく動かす動作が大切なので、階段を降りるだけでも良いのです。
駅では、昇りはエスカレーターを使い、降りる時には階段を使うと楽ですね。
また、デパートやショッピングセンターでも、まず一番上まで上がってから階段で降りてくるようにすると、いつも以上に股関節を大きく動かすことができます。
家でほんの少しのストレッチを行なう
うるさく何度も言うようですが、ダイエットをしたいと思ったら、とにかく筋肉をつけなければなりません。
困ったことに、筋肉は食べ物で増やすことができません。
体を動かして、筋肉の繊維をいじめることによって、ようやく筋肉は肥大化して行きます。
いやいやであっても、何とかスタートしたトレーニングは、2か月を目安に行いましょう。
トレーニングを始めて1か月終了しても、効果を感じることはできません。
1か月かけて、ようやく全部の筋繊維が、成長するためのスタート地点に立つのです。
トレーニングジムでは、ダイエット期間として2か月を設定していますが、それには理由があるのですね。
ですから、途中で無駄だと思ってやめないで、とにかく2か月頑張ってみましょう。
トレーニング方法は、マシンを使って歯をくいしばりながら頑張るものは1つもありません。
こんなことでいいの?というくらい簡単なトレーニングばかりですから、ダイエット期間だけではなく、一生の習慣にしてしまいましょう。
ヒップレイズ
1 仰向けに寝て膝を立てます。
2 腰をよっこいしょ!と持ち上げましょう。このとき、胸から膝頭までが一直線になるように腰をキープして、30秒がんばりましょう。腰は反動をつけずにもち上げましょう。
スクワット
1 脚を肩幅に広げて立ちます。
2 ゆっくりと腰を落としますが、この時、お尻を突き出すようにしてしゃがんで行きましょう。腰を落とした時に膝が足のつま先よりも前に出ると膝を痛めるので、気をつけましょう。
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