背中に脂肪がついてしまう原因
猫背
10代の頃は姿勢が良い方だと思っていても、20代を過ぎていくと、知らないうちに猫背になってきます。
自分は猫背ではないと思っている方でも、猫背気味の方は多いようです。
背中の筋肉を使わないと、背中に無駄な脂肪がついてしまいます。
また、デスクワークが多く同じ姿勢でいる時間が長いと、背中の筋肉が固くなってしまいます。
私たちが生活をする上で、腕を上に上げる動作はあまりありません。
今のインテリアデザインは、いかに機能的であり使いやすいかが重要な基準になります。
したがって、よく使う物は取りやすいことを前提として置く場所を設定するので、それほど腕を上に伸ばさなくても取れる場所に棚を作り、せいぜい目の高さくらいまでしか腕を上げることがないと思います。
いちいち腕を伸ばさなければ取れないような状態にしておくのです。
そうすると背中だけでなく脇や二の腕の筋肉が伸ばされて、毎日の生活の中で自然に上半身のストレッチをすることができます。
凝り
美容室に行くと、シャンプーのあと頭と肩をもみほぐしてくれますね。
このとき、ほとんどの方が肩が凝っていますね、と言われるようです。
美容師さんの話によると、ほぼ全員の方が肩こりの状態なのだそうで、たまに1人か2人全く肩が凝っていない方がいる程度だそうです。
肩や背中が凝る原因は、同じ姿勢を長時間続けたり、猫背であったり、肩や背中を冷やすなどがあげられます。
1日中同じ姿勢で仕事を続けていると、筋肉を使うことがなくなり、姿勢を保つために背中の筋肉が疲れて固くなってしまいます。
すると、血管やリンパ管を圧迫して、背中全体の血行が悪くなってしまいます。
血液は酸素や栄養を体中に運ぶ働きがあります。
血行が悪くなると、背中の筋肉に十分な酸素が行き渡らなくなり、冷えの原因となってしまいます。
また、体中の水分は血管に吸収されて、老廃物となって排出されますが、血液の循環が悪くなると、水分が血管の中に吸収されにくくなり、それと老廃物が一緒になって細胞の間に残ってしまいます。
特に脂肪細胞の間に入り込んだ老廃物は、そこでコラーゲンとからみ合ってカチカチとなってしまいます。
これがセルライトです。セルライトは、一度できると普通の人には取り除くことができないと言われています。
背中は、皮下脂肪がつきやすい場所です。
皮下脂肪は、一度つくと取れにくいタイプの脂肪なので、これを放っておくとどんどんセルライトが蓄積してしまいます。
そして、ますます血行が悪くなり、ひどい肩こりやそれによる頭痛に悩まされ、頭痛薬に頼らなければならない毎日となってしまいます。
加齢
街で前を歩く女性の後ろ姿を見てみましょう。
服装ではなく、体型で何となくその方の年代が推測できますね。
30代になると急激に筋肉が衰え始めて、背中に脂肪がついたりたるみが出るので、後ろ姿が崩れ始めてしまいます。
服装やお化粧で若さを強調しても、後ろ姿を見ると年齢がバレてしまうことがあるので、気を抜かずに背中のお手入れをしたいものです。
仲間由紀恵さんや常盤貴子さん、吉瀬美智子さん、天海祐希さん、大地真央さんなど、日本を代表する女優たちは、美しく歳を重ねています。
ドラマで後ろ姿が映っても、背中が年齢を感じさせず、すっきりとしていて背筋がすっと伸びて、あらゆる世代の女性たちの憧れとなっています。
彼女たちの体は、背中だけではなく、全身が年齢を感じさせません。
おそらく、毎日かなりの筋トレをして、張りのある筋肉をキープしているのでしょう。
年齢を感じさせない若々しい背中を取り戻すには、運動をする必要があるようですね。
運動というと、ジムに行ってハードな筋トレを行なうイメージがありますが、決してそのようなことはありません。
背中痩せのストレッチ
凝り固まった背中の筋肉をほぐして老廃物を流すには、ストレッチが最適です。
筋肉を柔らかくすることによって、血液やリンパの流れがよくなり、体の水分や老廃物が排出されやすくなります。
背中をゴロゴロ
背中には手が届きにくいので、何かを使って背中をゴロゴロすることによって、背中の筋肉をほぐしましょう。
床でゴロゴロ
じゅうたんの上などで仰向けに寝転がり、膝を抱えて丸くなって、前後左右にゴロンゴロンと動きましょう。
背中にまんべんなく刺激を与えて、血行を良くしましょう。
ボールでゴロゴロ
テニスボールを用意しましょう。
壁を背にして立ち上がって、壁と背中でボールを挟みます。
体をクネクネと動かして、背中をテニスボールで刺激しましょう。
ゴルフボールを使うと、小さすぎて背中の脂肪の間に入り込んでしまうかもしれません。
テニスボールは、胸の前にあてて小胸筋のストレッチにも使うことができるので、1個持っていると便利かもしれません。
ーおまけー
小胸筋を刺激してやわらかくすると、胸が開いて猫背が矯正されます。
テニスボールを脇の下より少し内側に当てて、手でゴロゴロと少し強めの力で動かしましょう。
手に力が入らない方は、壁にテニスボールを当てて、そこに胸を押し当ててゴリゴリとすると、テニスボールに力が加わります。
手を組んで肩甲骨を寄せます
このストレッチは、仕事中肩が凝った時などに、誰もが自然に行なっている方法だと思います。
腕を背中側で組みましょう。肘を伸ばして、組んだ腕を背中の上の方に持ち上げていきます。
腕を上げると、だんだん左右の肩甲骨が中心に寄っていくことがわかると思います。
広がった肩甲骨を寄せることによって、背中と肩のストレッチになります。
また、肩甲骨の周りには、褐色脂肪細胞と言われる脂肪細胞が存在します。
褐色脂肪細胞は、刺激を受けると脂肪燃焼の効果を発揮します。
そして、ストレッチによって褐色脂肪細胞周りが温まると、血液やリンパの流れがよくなります。
背中痩せの筋トレ
背中の筋肉を十分に伸ばすと同時に、筋力もつけていきましょう。
トレーニング方法はそれほどつらいものではないので、毎日5分で良いのでやってみましょう。
うつ伏せになってそっくり返るバックエクステンションを3種類
バックエクステンションのトレーニングは、3種類ともうつ伏せの状態で、手の位置を変えて行いましょう。
そのまま軽く上体を反らせて、胸が床から離れる程度まで反ります。
バックエクステンションでは、脊柱起立筋を鍛えることができます。
トレーニングは、反動をつけて上体を起こすと筋トレになりません。
また、反動を使うと、必要以上に上体が反りすぎててしまい、腰を痛めてしまうことがあります。
無理に反ることをせず、初めのうちは、ほんの少し胸のあたりが浮く程度でも十分効果はあります。
毎日トレーニングを続けていくことによって、胸の部分がどんどん上がっていくようになって、筋力がついてくることを実感できるようになります。
手を前に伸ばして上体をそらし両足を上げると、スーパーマンが空を飛んでいるような格好になります。
まとめ
背中痩せのためには、まず背中の筋肉を揉みほぐす必要があります。
肩が凝った時に、手を後ろに回すとゴリゴリと当たるスジがあれば、かなり筋肉が緊張している状態です。
ストレッチと筋トレを行なうことで、背中の脂肪が落ち、背筋が伸びて、肩こりや頭痛がなくなります。
背中痩せダイエットは、美容だけでなく健康面においてもとてもよいことなので、積極的にエクササイズを繰り返しましょう。
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