もくじ
1第1段階 翌日は体重計に乗らない
2食べたものが脂肪に変わるまでの時間
3第2段階 勝負は食べ過ぎた次の日からスタート
4第3段階 食後に軽い運動をする
5第4段階 再び体重計に乗る
第1段階 翌日は体重計に乗らない
ダイエット中のついうっかり食べすぎは、後悔ばかりが残るものです。
でも、後悔するくらいなら食べなければ良いのに、などと思わなくても大丈夫。
頑張ってダイエットを続けているのですから、たまには食べ過ぎも許してあげましょう。
食べたら食べた分を消費すればよいのです。
一番困るのが、食べた分を消費しないまま放っておくことです。
食べた物は体にしっかりと貯蓄され、その数字はきちんと体重計に現れます。
きのうは食べ過ぎた!と思った日は、体重計に乗ることはやめましょう。
体重計に乗っても、間違いなく数字は増えています。
それは昨日食べたものの重さなので、その状態で体重を測ってもテンションが下がるばかりです。
食べたものが脂肪に変わるまでの時間
私たちがものを食べても、それがあっという間に脂肪となって体につくわけではありません。
体の中では脂肪細胞に貯蓄されるまで、あれこれいろいろ作業が行なわれます。
私たちが口から食べたものは、消化をされて小腸の壁から血管に吸収されます。
栄養分は血液を通じて脳や内臓や筋肉など、体の隅々の細胞にまで届けられます。
そして、余分な栄養素が肝臓に蓄えられます。
肝臓に蓄えられた栄養素は、体のエネルギーが足りなくなったときに出動します。
そのため、動きを多くしてエネルギーを常に足りない状態にしておくと、肝臓に貯められた栄養素(糖質)を無事に使い切ることができます。
肝臓は、蓄えが多すぎると余分な栄養素(糖質)を放出し、追い出された栄養素は行き場を失い、みな脂肪細胞に入り込み、脂肪細胞がどんどん大きくなっていきます。
第2段階 勝負は食べ過ぎた次の日からスタート
食べ過ぎて家に帰った日は、何も運動しないでごろりと寝てしまっても構いません。
消化や吸収は、食べた瞬間に猛スピードで行なわれることはないので、次の日の朝から食べ過ぎた分の消費をしていきましょう。
食べ過ぎた翌日の朝食
前日食べ過ぎたと言って、朝食を抜くのは良くありません。
食べ過ぎで胃がムカムカするわけでなければ、お粥や軽くごはんとくだもの程度を食べましょう。
パンならば、焼いて食べるとおなかに負担がかかりません。
おそらく前の日の夜、たんぱく質をたっぷり摂っているはずなので、あまり無理に栄養のことを考えなくても大丈夫です。
さあここから、昨日食べた分の摂りすぎたカロリーを消費していかなければなりません。
朝は元気よく歩き、会社でも無駄に階段を上り下りしたりトイレに何度も行くなどと、できるだけ動き回るようにしましょう。
くれぐれも、飲みすぎて頭が痛いからと言って、次の日はぼーっと過ごすことのないように気をつけましょう。
昼食
お休みで自宅にいる時の昼食は、卵を1個落としたおじややうどんを作りましょう。
朝食が軽かったので、お腹がすいてきているはずです。
空腹は野菜で紛らわせたいので、サラダを食べることにしましょう。
野菜の分量をたくさんにしたいので、できれば葉物野菜を茹でるか蒸すかして、体積を小さくしてたくさん食べられるようにしましょう。
ここでカロリーの高いドレッシングやマヨネーズを使わずに、低カロリードレッシングを使いましょう。
昼食を会社で食べる時には、お弁当ではなくおにぎりにしておきましょう。
サラダもたくさん食べたいのですが、ドレッシングのカロリーが多い場合には、荒きざみになっているキャベツを買ってきて、お塩だけをかけてボリボリと食べると良いでしょう。
仕事が終わったら、まっすぐ家に帰らず、30分から1時間程度ショッピングを楽しみましょう。
ウォーキングは有酸素運動になり、脂肪燃焼の効果があります。
帰りに1駅手前で降りて歩いて帰るよりも、街の中をグルグルと歩き回る方が楽しくて時間つぶしもできます。
夕食
夕食は鍋料理が最適です。
鍋料理は必要以上の野菜を使い、満腹感を感じることができるので、食べ過ぎた日の翌日からは、数日間夕食は鍋料理にすると良いでしょう。
白菜を半分買ってくると数日使えると思います。
お鍋にはたっぷりの野菜と、鶏肉や魚やお豆腐などのたんぱく質を使いましょう。
鶏肉を使った場合、余分な油が汁に流れ出すので、最後にうどんやご飯をいれると余分な油分を摂ることになってしまいますから注意をしましょう。
ご飯はお茶碗でいただいて、汁は捨てましょう。
第3段階 食後に軽い運動をする
昨日食べた余計なカロリーをきっちり消化するために、夕食が終わった後、寝るまでにひと運動しましょう。
会社の帰りに30分程度街をぶらぶらしたので、脂肪燃焼の効果はありますが、もう少しカロリーを消費させる必要があります。
思いついたことは何でもやって、とにかく体を動かしている時間を増やしましょう。
エア縄跳び
その場でピョンピョン飛び跳ねて、ついでに手もグルグル回してエア縄跳びを行ないましょう。
跳びはねて着地をする時には、軽く膝を曲げると膝に大きな負担がかかりません。
エア自転車こぎ
あお向けに寝て、脚を上に上げグルグルと自転車こぎを行ないましょう。
腰を持ち上げて、足先まで伸ばして脚で天井を突き抜くくらいのイメージで行なうと効果的ですが、腰が心配な方は無理をしないで、脚だけをあげて回すようにしましょう。
エアフラフープ
立ち上がって膝を曲げて、腰を右回りや左回りに大きく回しましょう。
腰を回してみると、どちらか周りのほうが回しにくいことがあります。
この時、回しにくい方の回数を少し多めにしてみましょう。
これらのエアトレーニングは、インナーマッスルを刺激することができます。
できれば食べ過ぎでない日も毎日続けると姿勢が整い、お腹まわりがスッキリしてきます。
第4段階 再び体重計に乗る
4~5日たったら、体重計に乗ってみましょう。
脂肪がつき始める期間は、食べてから2週間程度経過してからと言われていますが、4~5日で元通りの体重に戻っていたら少し安心をしましょう。
ダイエットでは、数週間で結果を出すやりかたを使うと、必ずリバウンドを起こしてしまいます。
数か月単位でダイエットにチャレンジする間には、必ず満腹になるまで食べたくなる日が来るでしょう。
その時に必要以上に我慢をすると、せっかく続けてきたダイエットが嫌になってしまいます。
食べたくなったときには我慢をしないで、好きなものを好きなだけ食べましょう。
そして、食べたものをきっちりと消費できるように、次の日から少しがんばれば良いだけのことです。
食べなければよかったと後悔する気持ちは、ストレスにつながります。
たまには食べても大丈夫!という気持ちで、ダイエットを続けましょう。
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